肥満女性や喫煙女性のイラストと避妊薬ピルの写真

避妊だけでなく月経痛、生理不順などにも効果があるピルですが、実は誰にでも飲めるわけではないのです。喫煙者や肥満の方は医師との相談が必要な場合もあります。では実際にピルを飲むときの注意点も合わせて詳しく見ていきましょう。

ピルを飲めない人とは

喫煙する女性

避妊だけではなく、PMSや生理痛、子宮内膜症の改善に利用されているピルですが、飲んではいけない人が居ます。それは、女性ホルモンの影響による病気を抱えている人です。ピルの中には女性ホルモンのエストロゲンが配合されているのですが、乳がんや子宮頸がんなどのエストロゲン依存性のがんにすでになっている人やその疑いがある人は症状が悪化してしまう可能性があるため飲むことができません。また、エストロゲンは血液を固まりやすくする性質があります。これは妊娠や出産時に出血した場合にすぐに出血を止める為なのですが、その作用によって血栓ができてしまう可能性があります。できた血栓が剥がれて細い血管に詰まってしまった場合、肺の血管に詰まれば肺血栓、脳の血管に詰まれば脳梗塞、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞といった命に関わる病気になってしまう可能性があります。そのため、血栓に伴う症状がある人や、高血圧の人、血液を固まりやすくする作用がある煙草を1日15本以上吸っている人やホルモンの働きによって血液中の中性脂肪やコレステロールが増加してしまう40代以降の人はピルを飲むことは出来ません。また赤ちゃんに影響が及んでしまう可能性があるため妊娠中の人、授乳中の人、手術を2週間以内に控えている人や4週間以内に行った人も服用できません。その他にも大きな病気をしている場合には治療の妨げとなってしまう可能性があるため、医師の判断によりますが基本的には服用することができないと考えておいた方が良いでしょう。肥満症の人や年齢が若くても高脂血症であるなど、ピルを飲むことができない人は他にもいます。まずは医師に相談してみるようにしましょう。

ピルの飲み方は決まっている?

避妊薬ピルとシートの画像

ピルは避妊目的だけではなく、月経困難症の緩和や美肌、さらに月経をどうしてもずらしたいときなどにも利用できます。種類も多くあり、含まれているホルモン量で大きく分けて低用量、中用量、高用量とあります。しかし、効果や体への作用は大きな違いはなく、目的や体質に合わせて医師と相談して選ぶと安心です。ピルの飲むことで女性ホルモンの量をコントロールして、体の反応を人為的に調節します。ホルモン量が妊娠時と同じ状態にしておくことで避妊することができます。さらに少なめの一定量を取り込むことで女性らしい体をキープすることができるため、美肌や柔らかい体にすることもできます。ピルを使って外から女性ホルモンを取り入れているので、それが乱れると元の状態に戻ってしまいますので注意が必要です。そのため、使い方、飲み方に気を配らなくてはならないのです。しかし、難しいことではありません。ピルの飲み方は種類によって若干の違いはあるものの、基本的には1日1回、一定の時間の飲むのがルールです。夜の食後でも、寝る前でも構いませんが、だいたい24時間ごとに飲むとホルモン量が一定に保てて、安定した状態にすることができます。また、飲む順番も決まっています。ピルにはずっと一定量のホルモンが入っているものと、最初は少なくて、だんだんとホルモン量が多い錠剤になるタイプがあります。また、月経を起こすタイミングではホルモンがふくまれていないダミーの錠剤もあります。きちんと月経を起こすためには飲む順番と日数を守らなくてはなりません。わかりやすくシートに飲む順番が記されていることがほとんどですから、飲み忘れなく順番どおりに飲む必要があります。

ピルは病院で買うと割高?

病院で診察してもらう女性

女性のピル使用が一般化してきました。ピルは女性が出来る避妊法の一つでもあり、生理不順なども整えてくれる嬉しい効能があります。近年開発が進み、大きな副作用も激減し、非常に利用しやすい物になってきました。ただし避妊には対応しますが、性病などの予防は出来ないので性交時にはコンドームの併用が必要です。そんなお手軽になってきたピルですが、気になる値段はどの程度なのでしょうか。まず飲み始めるにあたって、婦人科で医師と相談をすることになります。医師が薦めるピルにも個々に合う合わないがありますので、自分に合ったものが見つかるまでしっかり相談することが大切です。ピルを病院で買うと割高だと噂がありますが、これは大きな間違いです。薬自体の価格は他で流通しているのとさほど金額の差はありません。ただしインターネット経由で買えるピルは海外製の物が多いですから、日本で流通しているものと成分はほぼ同じでも価格に差が出ているものも存在します。一般的に病院で買うと割高だという話があるのは、薬自体の価格ではなく、診察料なども含めてのことを指した言葉です。それが高じて「病院=割高」とのイメージが定着しています。確かに婦人科に行けば初診料や診察料がかかってきます。しかし医師に相談もなしにインターネット経由で薬を買うのは避けるべきです。飲み始める前には必ず婦人科の医師と相談し、開始するようにしましょう。長期で飲み続ける場合、インターネット経由でのピル購入は金額的負担が多少減りますが、年に1~2回は婦人科で検査や相談を受けることをオススメします。ピルは魔法の薬ではありません。科学的に作られたものを体内に入れているということを忘れないように使用したいものです。

■多くの女性に人気の高い低用量ピルのくわしい概要はここから
人気の高いトリキュラー
■ピルは生理痛緩和、避妊の他にもたくさんメリットがあります
生理痛緩和